掃除機をかけようとしたら、床に細長い1本。「あ、猫のヒゲ!」と拾い上げると、ちょっとうれしくなります。犬と暮らしていて、同じようにヒゲを見つけた人もいるかもしれません。
猫のヒゲを拾うと縁起がいい、と言われることがあります。はっきりした出どころは見つかりませんが、自然に抜けた1本を取っておくのは、うちの子との楽しみ方のひとつです。
猫のヒゲを拾うと縁起がいい、と言われるのは?
「拾うといいことがある」「お守りになる」。猫のヒゲには、そんな話があります。犬のヒゲでも、同じように言われることがあります。見つけた1本を自分なりに大事にする、そのくらいの気持ちで楽しめる話です。
猫そのものは、江戸時代には魔を祓う縁起物としても見られていました。ただ、ヒゲの話とのつながりは見つかっていません。猫の縁起物の始まりの話なら、招き猫の由来は?もどうぞ。
ヒゲは自然に抜けるもの——切ったり抜いたりはしない
猫のヒゲは、体の毛と同じように自然に抜けることがあります。掃除の途中で1本見つかるのも、そのためです。
あの細いヒゲは、ただ飾りのように生えているわけではありません。猫はヒゲで、通れるすき間かどうかを測ったり、風が当たるのを感じたりします。犬のヒゲも、周りの様子を感じ取るための大事な毛です。
だから、取っておくのは自然に落ちた1本にしてあげたいですね。集めたくなっても、うちの子のヒゲを切ったり抜いたりはしないでくださいね。
拾ったヒゲの取っておき方
猫のヒゲも犬のヒゲも、拾ったら小さな透明ケースや小瓶、封筒、小袋などに入れておけます。透明な入れ物なら、ときどき眺められるのもうれしいところです。
封筒に見つけた日付を書いておくと、後で開いたときに「この頃のだ」と思い出せます。複数の子と暮らしているなら、名前も一緒に書いておくと迷いません。
財布やパスケースに入れて持ち歩くなら、折れないように小さな袋やケースに入れる方法もあります。財布に入れたから何かが起こる、という話ではなく、お出かけにも連れていくような楽しみ方です。
神社で受けたお守りの袋は、開けたり中を見たりしないものとされています。ヒゲを入れて手作りのお守りにしたいなら、自分で用意した小袋やミニ巾着を使うと気兼ねがありません。
まとめ:見つけた日の、小さなうれしさごと取っておく
猫や犬のヒゲの縁起は、言い伝えとして気楽に楽しむくらいがちょうどいいと思っています。本人(本猫)は、自分のヒゲが大事にしまわれているとは知らずに、今日も丸くなって寝ています。
次にヒゲを見つけたら、日付を書いた小さな封筒に入れてみてください。うちの子と過ごす何でもない日の、ちょっとした記念になります。
神社で受けられる、うちの子の健康を願うお守りの話はこちらです。



参考にしたページ・資料
猫が魔を祓う縁起物とみなされたこと … 京都文化博物館
猫のヒゲが抜けること・ヒゲの役割 … ワシントン州立大学の解説
犬のヒゲの役割 … ミュンヘン大学の研究論文
お守りの袋は開けない … 神社本庁




