置き配のメッセージは、なんて書けばいいんだろう。
まずは「置き配でお願いします」と、短く書けば伝わります。ただし、貼り紙だけで置いてもらえるかは会社や荷物によって異なるため、アプリや会員サービスの設定が先です。
手書きでも印刷でも、配達員さんがひと目で読めれば役目を果たします。外に出すなら、雨や湿気への備えも忘れずに。
貼り紙だけで置いてもらえるかは、宅配会社や荷物によって異なります
まずはアプリや会員サービスで「置き配」を設定しておくのが近道
玄関のサインは、その設定を配達員さんに念押しする役目
玄関に出す一言は、「置き配サイン」のほかに「張り紙」「メモ」「宅配サイン」とも呼ばれます。呼び方が違っても、役目は同じです。
置き配サインは小さな表示ですが、お願いと置き場所がひと目で分かると、荷物を受け取るまでの流れがスムーズになります。
この記事では、配達員さんに感じよく伝わる置き配サインの書き方と、そのまま使える文例28選をまとめました。貼っても置いてもらえなかったときに確認したい各社の設定、自作と専用品の違いも紹介します。

置き配サインで伝えたいことは、だいたい3つです
置き配サインに書く内容は、次の3点に絞れます。
ひとつは「置き配をしてほしい」という意思表示。もうひとつは「チャイムやインターホンは不要です」という案内。必要なら、「どこに置いてほしいか」も添えます。
この3つが伝われば、サインの役目は果たせます。情報が多いほど読むのに時間がかかり、いちばん伝えたいお願いが埋もれます。置き配サインは、必要最小限を、読みやすくが基本です。
置き配サインの書き方は、「短く・やわらかく・すぐ読める」が基本です
置き配サインは、長い説明文を書くものではありません。いちばん大事なのは、玄関先で一瞬目に入り、すぐ理解できることだと思っています。
言葉を選ぶときは、次の3つを意識します。
- 短い文でまとめる
- 命令調になりすぎない
- ひと目で意味がわかる言葉を使う
「置き配してください」だけでも伝わりますが、「お願いします」や「助かります」を入れると印象がやわらぎます。文章が長すぎると、肝心のお願いが埋もれてしまいます。
置き配サインの文例28選
ここからは、置き配サインに使いやすい文例をパターン別に紹介します。そのまま使うか、玄関の雰囲気や伝えたい事情に合わせて一部を言い換えてみてください。
冒頭の宛名には、「配達員様へ」「宅配業者の方へ」「ご配達の皆さまへ」が使えます。宛名を入れると、誰に向けた言葉かがひと目で分かります。スペースが限られるなら、省いてもお願いの内容は伝わります。
「置き配でお願いします」など、シンプルで伝わりやすい文例
必要なことだけを、迷いなく伝えられる書き方です。短く、ぱっと読めるので、最初の一枚にも向いています。
やわらかくお願いしたいときの文例
「お手数ですが」「助かります」を入れると、お願いの印象がやわらぎます。「いつもありがとうございます」を添えれば、日頃の感謝も一緒に伝えられます。強すぎない言葉でお願いしたいときの形です。
ペットの事情を添えたいときの文例
理由を一言添えると、なぜチャイムを鳴らしてほしくないのかまで伝わります。「犬がいます」のサインをすでに貼っているなら、その横に「置き配OK」を添えるだけでも、誰への何のお願いかが明確です。


置き場所まで伝えたいときの文例
置き場所が決まっているなら、場所まで書くと迷いが減ります。マンションや共用部のある住まいでは、「玄関前」「ドア横」のように具体的に示します。
宅配ボックスがあるときの文例
宅配ボックスがある家では、置き場所として指定する文も使えます。
「置き配」の言い換えを使いたいときの文例
「置き配」という言葉を使わず、してほしいことをそのまま書く方法もあります。
「置く場所」まで書けば、置き配という言葉がなくてもお願いの内容は同じです。ご家族や来客が見ても、何をお願いしているサインかがすぐ分かります。
日本語が母国語ではない配達員さんにも伝えたいときは、英語を1行添える方法もあります。

反対に、置き配をしないでほしいときは、貼り紙より先に受け取りの設定を見直すのが近道です。置き配させない設定と「置き配禁止」の伝え方にまとめています。
どの文例を選ぶか迷ったら、この3タイプから考えると決めやすいです
文例が多くて迷ったら、まず次の3タイプから選びます。
- とにかく簡潔にしたいなら「置き配をお願いします。チャイム不要です。」
- やわらかさを優先するなら「置き配でお願いできますと助かります。」
- ペットの事情を伝えたいなら「ペットがチャイム音に敏感なため、置き配でお願いいたします。」
あとは、必要な場合だけ「玄関前」「ドア横」と置き場所を。全部を盛り込むより、ひと目で伝わる形のほうが実際の玄関で読みやすくなります。
「置き配でお願いします」と貼っても、置いてもらえないことがあります
サインを出したのに、不在票が入ることがあります。
貼り紙は、注文時の配送指示や会員サービスの設定とは別のものです。貼り紙だけでは、受取人本人の指定か、置き配の対象になる荷物かを確認できません。対応は宅配会社や荷物によって異なるため、配達員さん個人の判断だけで置けない場合があります。
できるだけ確実に置いてもらいたいなら、順番は「まず各社の設定、それからサイン」です。主な会社の設定方法をまとめました。条件は変わることがあるので、利用前に各社の公式ページで確認します。
- Amazon:注文時の「配送指示」で置き配と置き場所を選べます(Amazon公式の案内)
- ヤマト運輸:クロネコメンバーズやお届け予定通知から受け取り場所を変更できるようです。EAZY対応の荷物は置き配が選べます(ヤマト運輸のよくあるご質問)。選べるのは玄関ドア前・宅配ボックス・ガスメーターボックス・車庫・物置・自転車のかご・建物内受付です。宅配ボックスがない家でも「玄関ドア前」を指定できるので、サインに同じ置き場所を書いておくと伝わりやすくなります
- 佐川急便:スマートクラブか佐川急便のLINE公式アカウントから申し込む形が基本のようです。宅配ボックス・玄関前・ガスメーターボックス・車庫・自転車のかご・建物内受付・物置から選べます(佐川急便の置き配案内)
- 日本郵便(ゆうパック):宅配ボックスか玄関前の鍵付き容器があれば、原則として申し込みなしで利用できます。メーターボックス・物置・車庫など、それ以外の場所を指定したいときや、書留を置いてほしいときは申し込みが必要になります(日本郵便の置き配案内)
「設定まで済ませたのに置いてもらえなかった」ときは、荷物の種類が理由かもしれません。冷蔵・冷凍の荷物、代金引換、着払い、貴重品などは置き配の対象外になることがあり、何が対象外かは会社ごとに違います。
荷物の種類に問題がなくても、置けないことはあります。悪天候で荷物の安全が保てないとき、指定した場所に収まらないとき、建物の管理規程で置き配が禁じられているとき。こうした場合は持ち戻りになります。
設定の画面で置き配を選べないとき
そもそも設定の画面で置き配を選べないときもあります。ヤマト運輸なら、クロネコメンバーズの登録や本人確認が済んでいるか、送り状の宛名と登録情報が合っているかを確かめてみてください。送り主の設定や荷物の種類によっても、選択肢が出ないことがあります。ヤマト運輸では、電話や配達員さんへのメモでは置き配を申し込めないので、貼り紙とあわせて受け取りの設定が必要です。
Amazonの注文でも、郵便受けに入る大きさの荷物や、置き配に対応していない配送業者が届ける荷物、一定の金額を超える商品などは置き配の対象外です。
「ポストに入れてほしい」と思っても、ヤマト運輸の置き配で選べる場所に郵便受けはありません。ネコポスのように郵便受けへ届ける送り方はありますが、どの方法で送るかは送り主が決めます。置き配の設定で「ポストへ」を選ぶ形ではないんです。
設定が済んだら、サインにも宅配会社の名前を書くと、どの配達員さんへの表示かが明確になります。
設定が「本体」で、サインは「念押し」。
そう考えると、書く内容を絞りやすくなります。ペットの事情やチャイム不要のお願いは、設定画面では伝えきれないこと。そこを玄関のサインで補います。
自作するときに気をつけたいこと
紙に手書きしてみたけれど、なんだかぶっきらぼうに見えてしまった。パソコンで作ったら、印刷すると意外と読みにくい。貼ってみたはいいものの、雨や湿気でにじんで……。そんな経験がある方もいるかもしれません。
置き配サインは、紙に書いたり家庭用プリンタで印刷したりして自作できます。まず試すには手軽ですが、玄関に出してから気になる点もあります。
雨や湿気で傷みやすいことがある
玄関は、雨や湿気の影響を受けやすい場所。普通の紙に印刷したものは、雨が当たるとにじんだり、端からよれたりします。
紫外線で色あせやすいことがある
日当たりのよい玄関では、印刷した文字や色が少しずつ薄くなります。最初はきれいでも、数ヶ月たつと読みにくくなることがあります。
見た目が保ちにくいことがある
紙のサインには、手作りならではのよさがあります。一方、玄関に長く出していると、よれや変色が目につくこともあります。

それでも自作して屋外に貼るなら、耐水・耐光のラベル用紙に家庭のプリンターで印刷して、透明の保護フィルムを重ねる方法があります。用紙によっては、切り口から水が入って縁が白くなることも。使う製品の注意書きを先に見ておくと安心です。
自作の限界と、専用品を選ぶ理由
自作の置き配サインは、費用を抑えてすぐ試せるのがよいところです。ただ、毎日使ううちに、耐久性や見た目が気になってくることがあります。
雨でにじむ、印刷し直すのが面倒、玄関に貼ると思ったより生活感が出る。どれかが気になってきたら、専用品を検討するタイミングです。
まず手軽に探したいなら、100円ショップも選択肢です。2026年10月時点で、ダイソーとキャンドゥの公式ネットストアには、置き配用のマグネットやドアノブに掛けるサインプレートが載っています。店頭の品ぞろえは店や時期で変わるので、近くのお店で見てみてください。
屋外で使うことを前提に作られた置き配サインなら、紙よりも雨を気にせず使えます。マグネットタイプは、金属製のドアであれば貼り直しやすく、賃貸でも跡を残しにくいのが特長です。

実際のデザインは、ショップページでご覧いただけます。
毎回作り直す手間を減らし、「読みやすく、玄関になじむ状態」を長く保ちたい方には、専用品が向いています。
文例を参考に、自分の言葉に少し整えるのも大丈夫です
ここで紹介した文例は、そのままでも使えます。ご自身の暮らしに合わせて、必要な部分だけ変える方法もあります。
「置き配でお願いします」を「置き配でお願いいたします」にすると、印象が少し丁寧になります。「ペットがいるため」の一言を足せば、チャイム不要の理由まで。
大切なのは、配達する方がすぐ理解できることと、強すぎない伝え方であること。その2点がそろえば、サインとしてきちんと役割を果たします。
何を書けばいいか迷ったままなら、まずは短い一文から。実際に玄関へ出してみると、足したい言葉や削れる言葉も見えてきます。
よくある質問
まとめ:置き配サインは、短く、やわらかく、ひと目で伝わるのが理想です
置き配サインには、「置き配をお願いしたい」「チャイムは不要」「必要なら置き場所も添える」を、短くまとめます。やわらかく、ひと目で読めることが、実際の玄関で役立つ書き方です。
自作でも専用品でも、大切なのは、読みやすい状態で玄関に出しておけること。にじみや色あせ、貼り替えの手間が気になってきたら、マグネットタイプなどの専用品へ切り替える方法もあります。

まずは、使いたい文例をひとつ選ぶところから。置き配の設定を済ませ、短い一言を玄関に添えれば、荷物を待つ時間も少し落ち着きます。




