年末、2027年のひつじの置物を手にすると、今飾っているうまの置物と目が合う。「この子は、いつまでここにいていいんだろう?」
干支の置物をいつまで飾るかに、全国共通の決まりはありません。 1年で次の干支に替えるのも、十二支をそろえて並べるのも、しまっておいて使い回すのも、家で楽しめる形です。
干支の置物、いつから・いつまで飾る?
飾り始めは、年末に迎えてすぐ飾る形も、お正月を待ってから飾る形もあります。新年から1年飾って、次の干支の置物に替える。そんな区切り方もできます。
明治神宮は、干支の土鈴「えと鈴」を「ぜひ十二支すべて揃えてみてください」と勧めています。一年にひとつずつ、仲間が増えていく楽しみ方です。十二年かけて、棚に十二支の顔ぶれがそろう——想像するだけで、ちょっとワクワクします。
奈良の大神(おおみわ)神社は、以前の干支の縁起物の案内で「家に飾ると一年中、災難無く過ごせると言われています」と紹介していました。一年の無事を願う、やさしい言い伝えです。
終わった置物はどうする?しまう・並べる・処分する
次の干支が来たら、今年の置物はどうする? 選び方はいくつかあります。
- 箱にしまい、十二支が一巡したらまた飾る。気に入った置物を使い回す楽しみ方です。
- そのまま飾り、年ごとに仲間を増やす。
- 飾る場所がなくなったら、処分する。
神社で受けた置物を納めたいときは、まずその神社の案内を見ておくのがおすすめです。古いお札やお守りを納める所でも、置物は受けないことがあります。伊勢神宮は置物を預からないと案内していて、明治神宮のえと鈴も納められません。
自分でごみに出すなら、陶器の置物の区分は市町村で違います。不燃ごみ、埋立ごみ、破砕ごみと、呼び方も分け方もいろいろです。お住まいの分別表で、「置物」「人形」の項目を見てみてください。最後に「ありがとう」と声をかけてから出す、という区切り方もあります。
正月飾りや熊手・だるまなど、ほかの縁起物の納め先は、こちらにまとめています。

どこに飾る?玄関・リビング・神棚のそば
家の中でよく目に入る場所なら、置物を迎えた楽しみも続きそうです。玄関の棚、リビングの棚、神棚のそば。「おはよう」と声をかけたくなる場所を探してみてください。
東京の田無神社では、うまの土鈴を「玄関や神棚にお納めいただき、鈴を鳴らしてお清めください」と案内しています。飾って眺めるだけでなく、鳴らして使う土鈴もあります。神社で受けた置物に案内が添えられていたら、それに沿って飾ると迷いません。
干支と一緒にほかの縁起物も飾るなら、フクロウやカエルが縁起物とされるわけは縁起のいい動物の置物、七福神の並べ方は七福神の置物の並べ方、熊手・破魔矢の飾る場所と向きは熊手・破魔矢の飾り方の記事で紹介しています。
犬・猫と暮らす家なら、落ちない場所に
陶器や土鈴は、落ちると割れます。しっぽが当たる低い棚や、前足をかける台の端は避けておくと安心です。猫さんは高い棚にも上がるので、扉のある飾り棚の中や、通り道にならない場所が向いています。鈴をかじったり転がしたりする子なら、手の届かない所にしまってくださいね。
割れてしまったら、うちの子を別の部屋に移してから、破片を片づけます。かけらを飲み込んだかもしれないときは、様子を見ずに動物病院に相談してください。神棚まわりの工夫は猫が神棚に上がるでも紹介しています。
※ここに書いたのは目安です。持病のある子や心配なことがある子は、かかりつけの先生にも聞いてみると心強いです。
まとめ:新しい干支を、楽しく迎える
2027年は未年、干支でいうと丁未(ひのとひつじ)。同じ丁未がめぐってくるのは60年後です。うまの置物に「おつかれさま」、新しいひつじに「よろしくね」。ひと声かけて、棚の主役を交代です。


参考にしたページ・資料
えと鈴を十二支そろえる・納められない … 明治神宮
午の土鈴を玄関や神棚に … 田無神社(東京都)
干支の縁起物の言い伝え・2027年は丁未 … 大神神社(奈良県)
置物は預からない … 伊勢神宮
陶器の置物のごみの区分 … 富山市・小牧市などの分別辞典





