だるまの目入れはいつ?どっちの目から入れる?飾る場所と、願いが叶ったあと

高い棚の、向かって右の目だけ入れた赤いだるまを見上げる犬。だるまの目入れと、犬や猫と暮らす家での飾る場所のイメージ

だるまを手にして、いざ目を入れようとすると「どっちの目から?」と筆が止まるかもしれません。

だるまの目入れは、願いを込めて片目を入れ、一年無事に過ごせたときや願いが叶ったときにもう片方を入れます。産地の高崎では、向かって右、つまりだるまの左目から入れるのが目安です。ただ、高崎だるまの組合は「実は順序に決まりはありません」とも書いています。

目次

だるまの目入れはいつ?願いを決めたら片目、叶ったらもう片方

だるまと向かい合い、心を静めて、願いを込めながら片目を書き入れます。もう片方は、願いが叶ったときや、一年を無事に過ごせたときに、感謝を込めて入れます。願いがまだ途中でも、一年無事に過ごせたことがひとつの節目です。

縁起だるま発祥のお寺とされる群馬県高崎市の少林山達磨寺では、和尚さんに最初の一点を入れてもらう「開眼(かいげん)」もできます。家に帰ったら、その点の上から、願いを込めて目を大きく書き入れます。

どっちの目から?高崎は「向かって右」、でも決まりはない

「向かって右」は、だるまと向き合った自分から見て右。だるま自身の左目にあたります。ここがややこしいところです。高崎市の案内では、目は墨で書き入れます。

  • 少林山達磨寺と高崎市は、向かって右の目から入れると案内しています。
  • 高崎だるまの組合も向かって右を挙げつつ、「実は順序に決まりはありません」と書いています。目入れは「心の目の開眼を表現した」ものだそうです。
  • 東京都調布市の深大寺(じんだいじ)のだるま市では、買っただるまの左目(ここも向かって右)に、僧侶が物事の始まりを表す「阿(あ)」の字を、インドの古い文字の梵字(ぼんじ)で入れます。願いが叶って納めるときは、右目に成就を表す「吽(うん)」の字を、同じく僧侶が入れてくれます。

向かって左から入れることが多い、とする本もあり、地域や資料で分かれます。墨を手に迷ったら、だるまを迎えた寺院や産地の案内に合わせてみてください。

だるまはどこに飾る?神棚のそばか、目に付く所に

飾る場所も、案内するところで違います。少林山達磨寺は、神棚があれば向かって左側、なければ目線より高く、みんなを見守れる場所に、と案内しています。一方、高崎だるまの組合は「特に決まりはありません」として、床の間や家具の上など、みんなの目に付きやすい場所を勧めています。合格祈願の高崎だるまなら、勉強机の上でもよいそうです。

組合によると、昔は神棚の「向かって右側」に置いていたそう。少林山の「向かって左」とは、神棚の左右まで反対なのが、ちょっとおもしろいですね。

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だるまは七転び八起き、転がしても起き上がりますが、棚から落ちるとなると話は別です。張り子なので、かじられることもあります。ワンコや猫さんの届かない場所に置いてあげてくださいね。猫さんなら高い棚にも上がるので、高さだけでなく、ふだんどこまで上がるかも思い浮かべておきたいところです。

かじって紙や塗料を飲み込んだかもしれないときは、様子を見ずに動物病院に相談してください。

願いが叶ったら・一年たったら、だるまはどうする?

両目を入れたあとは、受け入れている神社や寺院に、感謝を込めて納める方法があります。少林山達磨寺では、納められただるまを、1月15日の法要などでお焚き上げ(火で焚いて納めること)をしています。地元にどんど焼き(小正月に正月飾りなどを燃やす行事)などの行事があれば、そこでお焚き上げしてもらう方法もあります。

ただ、だるまを受けない神社もあります。持って行く前に、その寺社で受け入れているか確かめておくと安心です。

外した正月飾りや、ほかの縁起物の納め先は、こちらに。

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新しいだるまを迎えるなら、だるま市もあります。少林山は1月6・7日、深大寺は3月3・4日が例年の日程です。その年の日程は、公式サイトで確かめておくと確実です。

まとめ:まずは、願いを込めて片目を

手元に案内がなければ、産地・高崎の「向かって右」に合わせておくのもひとつです。願いを一つ決めたら、まずは片目から。

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参考にしたページ・資料

縁起だるま発祥・目入れの向き・一年無事か叶ったらもう片方・開眼・神棚の向かって左 … 少林山達磨寺(群馬県高崎市)
向かって右・順序に決まりはない・心の目の開眼・飾る場所・勉強机・納め方 … 群馬県達磨製造協同組合
墨で書き入れる・七転び八起き … 高崎市
阿と吽の梵字・だるま市 … 深大寺(東京都調布市)・調布市
向かって左から入れる資料もある … 国立国会図書館レファレンス協同データベース(山梨県立図書館)
だるまを受けない神社の例 … 神田明神(東京都千代田区)・新潟白山神社(新潟市)

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