沖縄のお土産にシーサーをもらって、玄関の外と中のどちらに置くか、顔をどちらに向けるかで迷っていませんか。
シーサーは沖縄の魔除けで、屋根や門の上、玄関に置かれ、外から来る魔物を追い払うものとされてきました。家でも、玄関から外を向くように置いてみると、その由来に沿います。
一対なら、口を開けた方がオス、閉じた方がメスといわれます。どちらから見て右に置くか、までの決まりは見当たらないので、左右は玄関に合わせて並べてみてください。外なら門柱や玄関の脇、中なら靴箱の上が、置き場所の候補です。
シーサーは魔除けの獅子。屋根・門・玄関に置かれてきた
シーサーは「獅子(しし)」のことだといわれています。屋根や門の上、玄関のほか、村の入口や高台で村を見守るシーサーもいます。
民家の屋根に座るシーサーは18世紀中ごろから登場し、一般の家に広まったのは明治以降のことです。石や漆喰、焼き物、木彫りと、素材もさまざまです。
沖縄の町を歩くと、屋根の上の顔を探してしまいそうですね。
中国から伝わったという話や、狛犬とのつながりは、こちらで紹介しています。

シーサーの向きは?外から来るものを見張る向きに
村の石のシーサーには、村の入口や三叉路など、「悪い気が入ってくる」と考えられた方へ顔を向けたものがあります。八重瀬町の富盛(ともり)にある大きな石のシーサーを、火事を防ぐため八重瀬岳(やえせだけ)へ向けたという記録も残っています。
家の玄関でも、外から来るものを見守るように、顔を外へ向けて置くのはこの考え方に沿った置き方です。家の小さな置物なら、玄関のつくりに合わせて、外が見える向きを探してみると、置き場所が決まりやすくなります。
口を開けた方がオス、閉じた方がメス。左右は?

一対のシーサーは、口を開けた方がオス、閉じた方がメスといわれています。
では、どちらを右に置くのでしょう。オスを右側に置くと紹介する沖縄の案内もあります。ただ、どちら側から見た右かまでは決まっていないようです。玄関の左右に一体ずつ置くなら、どちらも顔を外へ向けて、左右は玄関の幅や置き台に合わせて決めてみてください。
一体だけのシーサーもあります。火事を防ぐために置かれた富盛の大きな石のシーサーも、一体です。

玄関の外か中か。家の中なら棚や靴箱の上に
外に置くなら、門柱や玄関の脇など、顔を外へ向けられる場所が候補です。
家の中なら、玄関の棚や靴箱の上に、ドアの方へ顔を向けて置いてみるのもひとつです。お土産の小さなシーサーは、置物としても親しまれています。帰ってきたとき、最初に目が合う位置に置くのもいいですね。
犬・猫と暮らす家なら、落ちないように留めて
玄関の靴箱はシーサーを置きたくなる場所ですが、猫が飛び乗る家なら、そのはずみで置物が落ちて割れることもあります。
- 靴箱の上なら、滑り止めのシートや置物用の粘着マットで留めておくと、落ちにくくなります。
- 玄関の外なら、犬が出入りするときに、体やリードで倒さない位置を選んでおくと安心です。
- 割れたときは、うちの子を別の部屋に移してから片づけると、かけらを踏む心配を減らせます。
かけらを踏んだ、飲んだかもしれないときは、様子を見ずに動物病院に相談してください。ここに書いたのは、家庭で安全側に考えた目安です。心配なことがある子は、かかりつけの先生にも聞いておくと心強いです。
まとめ:外を向けて、玄関に置いてみる
もらったシーサーは、まずは玄関で、顔を外に向けて置いてみませんか。

参考にしたページ・資料
シーサーの置き場所・オスとメス・左右・置物 … 沖縄県・沖縄観光コンベンションビューロー
屋根のシーサーの広がり・素材 … 沖縄県立博物館・美術館
村の石獅子の向き・富盛の石獅子 … 南風原町・八重瀬町




