ペットのお供えとは、亡くなったペットを思いながら、お水やごはん、おやつ、お花などをそっと供えることです。回数やいつまで続けるかに決まりはなく、その子を思う形を選べます。
ペットのお供えはどんな意味の言葉?
お供えは、その子を思って品物を置くこと。
むずかしく考えず、その子のことを思って、そばに何かを置いてあげることと受け取るとわかりやすいです。
どんなものをお供えする?
よくあるのは、お水、ごはん、おやつ、お花、写真のまわりに置く小さな思い出の品などです。毎日お水だけを替える方もいれば、命日や四十九日、一周忌などの節目に少し丁寧に整える方もいます。
「何を置くのが正解なんだろう」と迷ったら、その子が好きだったものや、ご家族が続けやすいものから。たくさん並べるより、気持ちが向くものを無理なく続けるほうが、しっくりくることもあります。

お供えをするときに気をつけたいこと
食べ物やおやつを置くときは、傷みやすさや虫に気をつけて、長く置きっぱなしにしないようにします。お水も、できるだけ清潔に保てると気持ちよく続けやすいです。
「いつ下げればいいの?」と迷ったら、ごはんやおやつはその日のうちに、傷みやすいものは数時間で、くらいの目安で。下げたものは「お下がり」として家族がいただいても、傷んでいれば捨てても、失礼にはあたらないはずです。
家族で食べているお菓子や炊いたごはんを供えてはいけない、という決まりもありません。ごはんは、人の仏壇の仏飯(ぶっぱん)と同じように、湯気がおさまったころに下げる、という考え方もあります。ただ、同じ家にほかの子がいるなら、チョコレートなど犬や猫に危ないものは置きません(次の節)。
同居の犬や猫がいるお家で、気をつけたいこと
同じ家にほかの子がいるときは、お供えをその子の届かない場所へ。おやつやごはんの匂いに引かれて、食べてしまうことがあります。
- ユリは、猫にとって特に危険な花です。花粉や花瓶の水をなめるだけでも体調を崩すことがあるので、猫のいるお家では飾らないでください。スズランは犬にも猫にも有毒です
- チョコレート・ぶどう・玉ねぎなど、人の食べ物はお供えに使わないでください。犬や猫が口にすると中毒を起こすことがあります
- 食べ物のお供えは置きっぱなしにせず、手を合わせたら下げてください。傷む前に、そして誰かが食べてしまう前に
もしお供えを食べてしまった様子があれば、様子見をせず動物病院へ連絡してください。この記事は一般的な目安です。持病のある子や心配な子は、かかりつけの先生に相談してみてください。

お供えは毎日替える?いつまで続ける?
「お供えは毎日替えるもの?」「お水は毎日?」と迷ったら、毎日供えなくてもかまいません。置いたお水は、傷まないうちに替えます。家でするペットのお供えに、回数の決まりはないからです。
人の仏壇では、毎朝ごはんやお水を供える家もあります。ただ、作法は宗派やお家ごとに違うので、そのまま当てはめなくていいと思っています。
ペットのお供えで毎日の形にするなら、お水を新しくして手を合わせることから。ごはんやおやつ、お花、お線香は、あげたい日に。
いつまで続けるかも、先に決めておく必要はありません。四十九日まで毎日、そのあとは命日や月命日に、という続け方をひとつの目安にする方もいます。人の供養の節目を、ゆるやかに借りている形です。
何年たっても毎朝お水を替えている方もいれば、少しずつ間があいて自然と落ち着いた方もいます。お供えを忘れた日があっても、その子への気持ちが薄れたわけではないはず。負担に感じてきたら、お水だけにする、週末だけにする、と形を変えていくのも自然なことだと思います。
お供えという言葉を知っておくと役立つこと
「何かしてあげたいけれど、何をしたらいいかわからない」ときは、お水を替える、お花を置くことから。小さな行動が、その子を思う時間になります。
お供えは、その子を思う気持ちを、日々の中でそっと形にすること。何を置こうか迷いはじめたら、お花とは何かや祭壇とは何かもあわせて見ると、整え方のイメージがしやすくなります。

ほかの言葉の意味も確かめたくなったら、火葬・遺骨・納骨・法要の言葉を場面ごとに並べた「ペット供養の言葉と意味」の一覧へ。読み方から探せる五十音の索引もあります。




