ペットの仏壇とは、ペットの骨壷や写真、お花、お供え物などを置いて、その子を思いながら手を合わせるための場所のことです。専用の仏壇がなくても、棚の一角に設けた場所でかまいません。
ペットの仏壇はどんなもの?
骨壷や写真を置き、花や好きだったものを添える場所です。
「仏壇」という言葉だけ聞くと少しかたく感じるかもしれませんが、必ず伝統的な形である必要はありません。棚の一角や小さな台の上を整えて、自然に手を合わせられる場所にする方もいます。
ペットの仏壇にはどんな形がある?
ペット用の仏壇には、小さなものやさまざまな形があります。主な形は次の3つです。
- 家型:屋根や扉のついた、小さなお家のような形。骨壷や写真を中に納めて、扉を閉められるものもあります
- ステージ型:扉のない、ひな壇や飾り台のような形。骨壷・写真・お花を並べて、いつも見える場所に置けます
- 壁掛け型:壁に取り付ける棚のような形。置く場所が少ないお部屋でも使いやすいです
扉を閉めて静かに納めたいなら家型、毎日顔を見ながら話しかけたいならステージ型、というふうに、その子とどう過ごしたいかで選ぶと決めやすいはずです。骨壷を中に置くなら、仏壇の内側の高さと幅が骨壷より大きいかも見ておきます。
ペットの仏壇は必ず必要なの?
ペットの仏壇は、必ず用意しなければならないものではありません。骨壷だけを大切に置く方もいますし、写真とお花だけで十分と感じる方もいます。
一方で、祈る場所があることで気持ちが落ち着いたり、毎日自然にその子を思い出しやすくなったりすることもあります。そのため、要るかどうかは「あると気持ちが落ち着くか」で考えられます。
ペットの仏壇でしてはいけないことはある?
人の仏壇の作法は宗派ごとに違います。家庭で手を合わせるペットの仏壇には、どの家にも共通する「絶対にしてはいけないこと」という決まりはありません。
気をつけたいのは、作法よりも暮らしの中の困りごとのほうだと思っています。
- 火をつけたまま離れない:お線香やろうそくは、倒されることもあるので、消えるまでそばで見届けて。犬や猫がいるなら別の部屋で焚いて換気を。鳥や小さな動物がいる部屋では焚かないでおきます(同居の子と煙の記事)
- ほかの子が届く所に置かない:お供えのおやつやお花は、同居の子が口にしない場所へ(祭壇の飾り方)。猫には、棚の上も届く場所です。口にした様子があれば、動物病院へ
- 食べ物を置きっぱなしにしない:ごはんやおやつは、手を合わせたら下げておきます
- 湿気と直射日光を避ける:お骨壷を仏壇に置くなら、窓際や水回りのそばは避けたいところ(骨壷の置き場所)
焚いたあとに、せきや苦しそうな息づかいが見られたら、やめて動物病院へ。持病のある子や心配な子は、かかりつけの先生にも相談してみてください。
香炉や花立をどう並べるかは、三具足の意味と置き方に。並べ方も、家に合わせて決めてかまいません。
どんなときに仏壇を考える?
「手を合わせる場所を作りたい」「写真やお花も一緒に置きたい」と感じたときが、仏壇を考えるきっかけになります。
四十九日や一周忌をきっかけに考えることもありますし、亡くなってすぐではなく、少し時間がたってから必要に感じることもあります。反対に、ずっと骨壷だけで自宅供養を続ける方もいます。
仏壇は、その子を思うための場所。今の気持ちに合う形を選べます。

ほかの言葉の意味も確かめたくなったら、火葬・遺骨・納骨・法要の言葉を場面ごとに並べた「ペット供養の言葉と意味」の一覧へ。読み方から探せる五十音の索引もあります。




