ペットとお別れして初めてのお彼岸、何をしてあげられる?

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大切なペットとお別れして、初めて迎えるお彼岸。「うちの子のために何かしてあげたい」と思う一方で、毎日を過ごすだけで精いっぱいという方もいるでしょう。

初めてのお彼岸だからといって、無理に特別なことをする必要はありません。少しだけ何かしたいと思えたら、名前を呼んだり、いつものように話しかけたりすることから。まだ向き合うのがつらければ、今年は普段どおりに過ごすという選択もあります。

四十九日前にお彼岸が来たときや、家族と気持ちがそろわないときも、行事に自分を合わせようと急がず、今の気持ちに合う迎え方を考えてみましょう。

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初めてのお彼岸に何もできなくても、想いが足りないわけではありません

「初めてだから、きちんとしてあげたい」。そう思っていても、お花を選びに出かけたり、写真を飾ったりする気力が湧かないことがあります。お彼岸のお知らせを目にして、何も準備していないことが気になるかもしれません。

亡くなって間もない時期は、いつもの場所にその子がいないことを感じながら、一日を過ごすだけでも大変です。何かを用意する余裕がないからといって、その子への想いが薄れたわけではありません。

お彼岸に何を用意できたか、何ができたかで、想いの深さは決まりません。今は手を合わせることさえつらいなら、無理に形を整えようとしなくてもよいのです。

四十九日前にお彼岸を迎えたら、どうすればいい?

四十九日前でも、自宅でその子を想い、写真に話しかける時間を持つことまで待つ必要はありません。寺院や霊園で行う法要については、依頼先の進め方を確認すると迷いが減ります。

亡くなった時期によっては、四十九日より先にお彼岸が来ることがあります。「まだ四十九日も済んでいないのに、お彼岸の供養をしてよいのだろうか」と、順番が気になる方もいるでしょう。

ペットの四十九日やお彼岸の迎え方は、宗派や地域、ご家族の考え方によって異なります。法要を希望する場合は、葬儀や火葬をお願いした寺院・霊園へ「四十九日前にお彼岸を迎えますが、法要はいつ、どのようにお願いすればよいですか」と尋ねてみてください。

お彼岸に間に合わせようと、お墓や納骨先を急いで決める必要もありません。今はお骨を自宅で見守りたいなら、そのまま迎える過ごし方もあります。

何かしてあげたいときは、小さなことを一つだけ

少しだけその子に気持ちを向けられそうな日は、準備のいらないことから一つ選んでみましょう。

  • 写真を一枚眺める
  • 心の中で、いつものように名前を呼ぶ
  • 「おはよう」「今日はこんなことがあったよ」と話しかける
  • 家族と、その子の思い出を一つ話す
  • 写真や、その子がいる場所を軽く整える

長い時間を取ったり、全部を行ったりする必要はありません。少し話しかけて、そのあとはいつもの家事や仕事に戻る。それくらいの過ごし方もあります。

写真を見るとつらくなる日は、アルバムを開かずに過ごすこともできます。言葉が浮かばなければ、無理に「ありがとう」と言おうとしなくても大丈夫です。始めてみて苦しくなったら、途中でやめて休んでください。

家族と過ごし方が違っても、無理にそろえなくて大丈夫

家族はお参りに行きたいけれど、自分はまだ外へ出る気持ちになれない。反対に、一緒に思い出を話したいのに、家族は静かに過ごしたそうに見えることもあるでしょう。

同じ子を大切に想っていても、その日にできることや、落ち着いて過ごせる方法がそろうとは限りません。

「今日は家で過ごしたいから、お参りはお願いしたい」
「今は写真を見るのがつらいから、話はまた今度聞かせてね」

理由をうまく説明しようとせず、今の希望を短く伝える方法もあります。

一人でいるのがつらければ、「供養の準備はできないけれど、一緒にいてほしい」と伝えてもよいでしょう。家族全員が同じことをする形だけにこだわらず、それぞれが過ごしやすい形を選べます。

お供え物を用意できなくても大丈夫

初めてのお彼岸だからと、お供え物を一式そろえる必要はありません。買い物に出ることや品物を選ぶことが負担なら、今回は用意せず、気持ちが向いたときにあらためて考えられます。

何か供えたいけれど選び方に迷う場合は、以下の記事で具体的にご紹介しています。

お墓や納骨堂がなく、自宅でできることを知りたい方は、こちらも参考にしてください。

夏に初盆を迎える方向けの考え方は、以下の記事にまとめています。

お彼岸が過ぎてから手を合わせてもかまいません

お彼岸の間に何もできなかったとしても、あとからその子を想う時間は持てます。少し落ち着いた日に写真を眺めたり、話しかけたりしてみてください。

お別れのあとの慌ただしさや、日々の暮らしの中で、お彼岸が過ぎてから気づくこともあります。日付を意識できなかったことと、その子を忘れていたことは同じではありません。

お彼岸は毎年、春と秋に巡ってきますが、「次こそきちんとしなければ」と予定を決めなくても大丈夫です。今回できなかった分を取り返そうとせず、そのときの気持ちに合う形を考えられます。

初めてのお彼岸は、今の気持ちを大切に

初めてのお彼岸は、あの子のために何かしたい気持ちと、まだ何もできない気持ちの間で迷うこともあるでしょう。

「してあげたい」と思うことを、今できる範囲で。

それが写真にひとこと話しかけることでも、静かに名前を呼ぶことでも、特別な準備はいりません。

今年はいつもどおりに過ごして、話しかけたくなった日に声をかける。そんな迎え方も、その子を大切に想う日々の続きにあります。

お彼岸の意味や時期を知りたくなったときは、以下の記事でわかりやすくご紹介しています。

このあと何をすればいいのか、順番が分からなくなったときは、看取りから火葬・供養・手続きまでの流れを「ペットのお見送りガイド」に時系列でまとめています。必要なところだけ、開いてみてください。

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