ペットの骨壷にシリカゲルを入れてもいい?量の目安と包み方・交換のタイミング

ペット供養でよくある質問・お悩みまとめ

棚の上のお骨壷を見ていて、ふと湿気が気になる。お菓子の袋に入っている乾燥剤が頭に浮かんで、「これ、ペットの骨壷に入れてもいいのかな」と迷うことがあります。

結論からいうと、シリカゲルはお骨壷に入れて大丈夫です。小袋のままか、和紙にひと包みして、お骨の上にそっとのせる。それで足ります。

目次

入れるとどうなる?——湿気を吸って、いっぱいになったら止まるだけ

シリカゲルは、まわりの湿気を吸い込んで、粒の内側にため込む乾燥剤です。吸える量には上限があり、いっぱいになったらそれ以上は吸わなくなります。

お菓子の袋に入っているような食品用の小分けタイプは、低い湿度でもしっかり抱え込むので、「入れっぱなしにしたら逆に湿気が戻る」という心配はほとんどいりません。押し入れ用の「繰り返し使える」タイプは、湿度が下がると吸った湿気を少しずつ出す別のもの。お骨壷に入れるなら、食品用の小分けタイプを選んでください。

火葬を終えたお骨は、しっかり乾いた状態です。お骨壷はふつう密閉ではないので、季節の変わり目に外との温度差で結露が起きると、それがカビのもとになります。お骨壷の中の空気を乾いたままにしておく。その役目を、シリカゲルに手伝ってもらうイメージです。

調湿剤・除湿剤との違いや、どれがお骨壷に向くかは、こちらの記事で比べています。

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量に決まりはない。替えどきが見えるほうが確か

「骨壷のサイズに合わせて、何グラム入れるべき?」と考えたくなるところですが、決まった量はありません。乾燥剤の使用量の目安は、ふたをしっかり閉めた容器を想定して計算されています。お骨壷はふつう密閉ではないので、その計算をそのまま当てはめられないのです。

どれくらいで吸いきるかは、置き場所や季節によって変わります。量を細かく計算するより、替えどきが見えるタイプを選ぶほうが確かです。使う量の目安が書かれている製品なら、それに合わせて。

蓋の構造によっても、湿気の入り方は変わります。蓋をのせるだけのお骨壷は密閉ではなく、蓋にパッキンが付いたお骨壷なら湿気が入りにくくなります。密閉でないお骨壷でも、乾燥剤を入れておけば中の空気は乾きやすくなります。

お菓子の袋に入っていたものを、そのまま使ってもかまいません。ただ、開封してから時間がたった小袋は、すでに湿気を吸っていることも。当てにするなら、食品用の小分けシリカゲルを新しく買うほうが確かです。特別なものは要りません。

色が変わるタイプは、替えどきが見える

シリカゲルには、色が変わらないものと、湿気を吸うと色が変わる粒が混ざったものがあります。色が変わるタイプは替えどきが見た目で分かるので、お骨壷には向いています。色がつくかどうかは、替えどきが見えるかどうかの違いです。

海苔やせんべいの袋に入っている白い粒の「石灰乾燥剤」は、シリカゲルとは別もの。水にふれると熱を持つので、お骨壷には使いません。

小袋のままでもいい。気になるなら和紙にひと包み

小袋をそのままのせても、働きは同じ。ただ、食品用と書かれた小袋をその子のそばに置くのは少し気が引ける、という日もあります。その感覚は、そのままにしておいていいものだと思っています。

そんなときは、小さな和紙で包んで、そっとお骨の上に添える。それだけで、少し気持ちが落ち着く、ということもあります。

和紙は空気を通すので、包んだままでも湿気は届きます。破れた小袋だと粒がこぼれて取り分けにくいので、そこだけ気をつけて。半紙や、お茶の袋のような薄い紙でも同じです。

替えるのは、梅雨の前と夏の終わり

色が変わるタイプなら、色を見て替えれば迷いません。色が変わらないタイプは、吸いきっても見た目は同じまま。「そろそろ交換」の見分けがつかないので、季節の区切りで新しいものに替えておくと安心です。

梅雨に入る前に、新しい袋へ
夏が終わって空気が乾いてきたころに、もう一度
お骨壷を開けるついでがあれば、そのときも

年に二度ほど、蓋を開けて袋を替える。その時間を、その子の様子を見に行く時間として続ける形もあります。替えるときは、よく晴れて空気が乾いた日に手早く。蓋を開けているあいだは、外の湿った空気が入るためです。

乾かして繰り返し使えるかどうかは、製品しだいです。電子レンジ可・天日干し・再生不可があるので、袋の表示を見てください。お骨のそばで使うものは、新しい袋に替えるのがいちばん簡単です。

古い袋は家庭のごみで出せます。可燃か不燃かは自治体で分かれるので、分別表で一度確認を。

調湿オブジェを使っているなら、気になる時期だけ足す

お骨壷の中に入れる、焼き物の調湿オブジェを使っているなら、シリカゲルはどうするか。調湿オブジェの案内でも、湿気がとくに気になるときはシリカゲルなどと併用する形が紹介されています。

ただ、いつも両方を入れておかなければいけないわけではありません。ふだんは調湿オブジェだけにして、気になる時期だけシリカゲルを足す。そんな使い方もできます。

入れ方やお手入れは、こちらの記事に。

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まとめ|湿気の心配は、乾燥剤に任せて

迷ったら、市販の小分けシリカゲルを袋のまま、お骨の上に。

あとは季節の変わり目に一度、蓋を開けて袋を替えるだけ。湿気のことは乾燥剤にまかせて大丈夫です。

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