ペットの骨壷カバー・骨袋の処分方法|捨てていい?お焚き上げは必要?

ペット供養でよくある質問・お悩みまとめ

ペットの火葬のあと、骨壷を包んだ六角形の袋。そのまま手元供養を続けていると、あるとき「この袋、外してもいいのかな」と気になることがあります。

新しい骨壷やカバーに替えたい。リビングに置くなら、もう少し暮らしになじむ姿にしてあげたい。でも、あの子を包んで帰ってきた袋を「ゴミ」として捨てるのは、なんとなく申し訳ない。

実際に調べてみると、「骨壷が入っていた袋や布をどう処分したらいいのか」「お焚き上げしたいけれど、ペットの場合はどこに頼めばいいのか」と迷っている方は少なくありません。

結論からいうと、骨壷の外側を包んでいる骨袋・覆袋・骨壷カバーは、不要になったら外して処分することもできます。お焚き上げをしなければならない、ずっと保管しなければならない、という決まりがあるわけではありません。

ただ、「処分して大丈夫」と頭では分かっても、気持ちが追いつかないこともあります。この記事では、家庭で処分する方法、お焚き上げをお願いする方法、今は手放さずに置いておく方法まで、無理なく選べるように整理します。

目次

この記事でいう「骨袋」は、骨壷の外側のカバーです

ペットの納骨袋とお骨壷カバーの違い

まず、似た名前のものと間違えないように整理しておきます。

この記事で扱うのは、火葬後の骨壷を外側から包んでいる六角形などの袋です。「骨袋」「覆袋(おおいぶくろ)」「骨壷カバー」などと呼ばれています。

骨壷の中で、お骨そのものを包む「納骨袋」とは別のものです。納骨袋については、下の記事で詳しく紹介しています。

六角形の骨袋には、どんな意味がある?

火葬から帰ってきたときの骨袋は、白や金色が使われていたり、房や名前札が付いていたりして、とても厳かな姿をしています。そのため、「ただのカバーとは思えない」「勝手に外していいものなのかな」と感じるのも自然だと思います。

六角形の形については、仏教の「六道輪廻」を象徴すると説明されることがあります。六道とは、仏教で説かれる六つの世界のことで、それらを生まれ変わりながら巡るという考え方です。

こうした意味を知ると、ますます捨てにくく感じる方もいるかもしれません。ただ、意味を大切に思うことと、袋をずっと残しておくことは別です。

骨袋を手放すことは、あの子まで手放すことではありません。今の自分たちに合う供養の形へ整えていく、と考えてもいいのだと思います。

ペットの骨壷カバー・骨袋は処分してもいい?

新しい骨壷やカバーへ替えたあと、元の骨袋が不要になった場合は、地域の分別方法に従って家庭で処分する方法があります。

「燃えるごみに出すなんて、あの子に失礼では」と感じる方もいるでしょう。でも、骨袋はこれまで骨壷を包み、守ってくれたものです。「役目を終えた」と考えて手放すこともできます。

家庭で処分する場合は、素材を確認して自治体の分別ルールに従いましょう。布や紙だけに見えても、厚紙の芯や飾り、金具などが使われている場合があります。

名前札が付いていると、より捨てにくく感じることも

特に迷いやすいのが、その子の名前が書かれた札やシールが付いている場合です。

袋そのものは手放せそうでも、そこに「あの子の名前」があると、急に捨てることへの抵抗が大きくなる。そう感じるのは、とても自然なことだと思います。

気になる場合は、名前札だけを外して手元に残す、名前が見えないように紙で包んでから手放す、といった方法もあります。

「全部そのまま捨てなければ」と考えなくても、自分が納得しやすい形に分けて考えて大丈夫です。

そのまま捨てにくいなら、お焚き上げという方法もあります

「処分してもいいのは分かった。でも、やっぱりごみ袋に入れるのはつらい」。

そんなときは、無理に家庭ごみとして出さなくても大丈夫です。お焚き上げなど、気持ちの上で区切りをつけやすい方法を選ぶこともできます。

まずは、火葬をお願いしたところへ相談してみる

「お焚き上げしたいけれど、どこへ頼めばいいの?」と迷ったら、まず火葬をお願いしたペット霊園や葬儀・火葬業者へ聞いてみるのが分かりやすい方法です。

施設によっては、骨袋や仏具などのお焚き上げを受け付けていたり、後日でも供養について相談できたりする場合があります。すべての施設で対応しているとは限りませんが、次のように聞いてみると、対応の有無や別の方法を案内してもらえることがあります。

「以前こちらで火葬した子の骨袋を手放したいのですが、お焚き上げなどはできますか」

火葬をお願いした場所なら、その袋を受け取った経緯も説明しやすいため、最初の相談先として選びやすいと思います。

寺院や神社へ相談できる場合も

地域の寺院や神社などで、お焚き上げを受け付けている場合もあります。

ただし、お守りやお札だけを対象としているところもあり、骨袋やペット供養に関するものを必ず受け付けてもらえるとは限りません。持ち込む前に、次のように確認しておくと安心です。

「ペットの骨壷を包んでいた布と紙の袋なのですが、お焚き上げしていただけますか」

「神社やお寺ならどこでも大丈夫」と考えるのではなく、まず問い合わせてみるのがよいでしょう。

今すぐ処分できないなら、無理に手放さなくても大丈夫

新しい骨壷やカバーに替えたからといって、その日に元の袋まで処分する必要はありません。

折りたためるものであれば、しばらく箱などに入れて保管しておく方法もあります。「いつか処分しなければ」と急いで答えを出さず、少し時間を置いてから考えてもいいと思います。

あの子を見送った日に、一緒に家へ帰ってきたものです。見るとあの日を思い出したり、触ると胸が詰まったりすることもあるでしょう。

まだ手放したくないと思うなら、その気持ちが落ち着くまで残しておいてもかまいません。四十九日や命日をひとつの区切りにする方もいますが、「この日までに処分しなければ」という決まりはありません。

自分で処分するときも、少し丁寧に区切りをつけていい

家庭で処分すると決めても、そのままごみ袋へ入れるのがつらければ、自分なりの区切りをつけてもいいと思います。

たとえば、ほこりを軽く払って、きれいな紙や布で包む。名前札を外す。少し手を合わせてから片づける。

大げさな儀式をする必要はありません。ほんの少し丁寧に扱うことで、「粗末にしてしまった」という気持ちにならずに手放せることもあります。

供養には、「こうしなければ気持ちが届かない」という一つの正解があるわけではありません。大切なのは、誰かから見て正しい処分方法を選ぶことより、自分が納得して「あの子のものを手放せた」と思えることなのだと思います。

「外したい。でも処分するのもつらい」ときは

骨袋を外したい理由は、「供養をやめたいから」とは限りません。

火葬のときに用意された伝統的な骨袋を見るたびに、お別れした日のことを強く思い出してしまう。もっとその子らしく、これまで一緒に暮らしてきた部屋になじむ姿でそばにいてほしい。そう思って、骨壷の見た目を変えたい方もいます。

だから、「袋を外したいと思う自分は薄情なのかな」と考えなくても大丈夫です。処分する。お焚き上げをお願いする。しばらく保管する。どれを選んでも、その子を大切に思っている気持ちまで変わるわけではありません。

また、「袋は外したいけれど、まだ処分まではしたくない」という場合には、今の袋を残したまま、上から別のカバーをかぶせる方法もあります。

まとめ:袋を手放しても、あの子との時間までなくなるわけではありません

ペットの骨壷を外側から包んでいる骨袋・覆袋・骨壷カバーは、不要になったら外して手放すことができます。家庭で処分する方法もあれば、気になる場合はペット霊園や火葬をお願いしたところへ相談したり、受け入れ可能な寺院や神社などでお焚き上げをお願いしたりする方法もあります。

ただ、方法が分かっても「まだ捨てられない」と感じることはあります。その袋は、あの子を見送った日に骨壷を包んで、一緒に家へ帰ってきたものです。簡単に「もういらない」と思えないのは、それだけその日の記憶と結びついているからかもしれません。

無理に急いで手放さなくても大丈夫です。残しておきたいなら、もう少し一緒に置いておく。手放すと決めたら、自分が納得できる方法で、そっと区切りをつける。

袋を手放しても、あの子を大切に思ってきた時間や、これからも想い続ける気持ちまでなくなるわけではありません。

火葬のこと、遺骨の扱い、骨壷の置き場所——ほかにも気になることが出てきたら、「ペット供養のよくある質問まとめ」にテーマごとに整理しています。気になるところから、読んでみてください。

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