もう会いたくて仕方ないのに、夢に出てきてくれない。 他の人は「夢で会えた」「本当に来てくれた気がした」と話しているのに、自分はまだ一度も——。
「嫌われてたのかな」 「怒ってるのかな」 「私のことをもう覚えていないのかな」
そんな気持ちになる方は、実はとても多いのです。亡くなったペットが夢に出てきてくれないと感じているかたへ・・・。
「嫌われていたから来てくれない」は、きっと違います
夢に出てこないとき、つい「あの子は私のことが嫌いだったのかもしれない」と考えてしまう方がいます。生前に怒ったこと、うまくかまってあげられなかった日のことを思い出して、「だから来てくれないんだ」と自分を責めてしまう。
でも、夢に出てくるかどうかと、その子があなたのことをどれだけ好きだったかは、まったく関係のないことだと思います。
夢は、脳が記憶や感情を整理しているときに起こるものとされています。どんな夢を見るかは意識でコントロールできるものではなく、その子が「来る・来ない」を選んでいるわけでもありません。嫌われていたから来ない、怒っているから来ない——という話ではないのです。
心当たりのある後悔がいくつかあるとしても、それだけ深く愛していたからこそ、気になってしまうのだと思います。あの子があなたを嫌いだったとは、きっと違う。
夢に出てこないのには、別の理由があるかもしれません
夢を見ていないのか、それとも見ていても覚えていないのか。実は、この2つは別のことです。
人は一晩に何度も夢を見るとされていますが、目覚めたときに覚えているのは、目が覚める直前に見ていた夢だけ、という場合がほとんどです。ぐっすり眠れた夜や、疲れがたまっているときは、夢を覚えていないことが多くなります。「夢を見ていない」と感じていても、本当はすでに夢の中で会っていたのかもしれません。
また、亡くなった直後は、心がまだ混乱していて、夢が見にくい時期でもあるようです。悲しみが強すぎて眠り自体が浅い——あるいは逆に、疲れ果てて気を失うように眠っている——そういう時期には、夢を記憶に残せないことがよくあります。
時間が経つにつれて、ふとした夜に見られるようになることもあります。「まだ来てくれていない」は、「ずっと来ない」ということではないかもしれません。
どうしたら夢に出てきてくれるか
「どうすれば夢で会えるか」と思っている方は、たくさんいます。確実な方法があるわけではありませんが、試してみた方が多いことをいくつかご紹介します。
眠る前にその子のことを思い出す時間を作る、という方法がよく言われます。写真を見たり、動画を見返したり、思い出を頭の中でゆっくりたどる。寝る直前の記憶や感情は、夢に影響しやすいとされているためです。
話しかけてみることも、一つの方法です。「会いたい」「夢に出てきてほしい」とそのまま伝えてみる。その子がそばにいるように感じられる場所——骨壷のそばや、よく一緒にいた場所——で話しかけると、自然と気持ちが向きやすくなるようです。
ただ、「どうしても夢で会いたい」と強く意識しすぎると、逆に眠りが浅くなったり、夢を覚えにくくなることもあります。夢に出てきてほしいという気持ちは持ちつつ、結果は手放しておく——そのくらいの距離感のほうが、気づいたら会えていた、ということが起きやすいようです。
枕元に写真や小さな思い出の品を置いておく方もいます。やり方は人それぞれですが、「その子のことを想いながら眠りにつく」という習慣が、夢への入り口になることがあるようです。
「会いたい」という気持ちは、夢でなくても届いています
夢で会えたかどうかに関わらず、あなたが毎日その子のことを思っているなら——それはもう、ちゃんとつながっているのだと思います。
骨壷のそばで「おはよう」と声をかける。ご飯のときに、ふと目が向く。ぼんやりしていたら、その子の顔が浮かんだ。そういう日々の中に、もうすでに一緒にいる感覚があるのではないでしょうか。
夢に出てきてくれることは、もちろん特別な体験です。でも、それだけが「会える」ということではないかもしれません。話しかけてみてください。夢に出てきてくれていなくても、聞こえているかもしれないから。
あなたがその子を思い続けていること。それは夢の回数とは関係がない——そのことだけは、確かなことだと思っています。
もし夢に出てきてくれたら
夢の中でその子に会えたとき、「本当に来てくれたのかな」「これはただの夢なのかな」と感じることがあります。そのときの気持ちや受け止め方については、「亡くなったペットが夢に出てきたら——また会えたと感じる体験について」もあわせて読んでみてください。


