金魚やカメ、トカゲなど「犬猫以外のペット」が亡くなったとき、何をすればいいのか迷う方は少なくありません。情報が少ないうえに、犬猫と同じように対応できるのかもわかりにくいですよね。この記事では、魚・爬虫類・カメが亡くなった場合の基本的な対応と、火葬・供養の選択肢をまとめています。
まず確認したいこと——本当に亡くなっているか
魚は水中で口とエラの動きが止まり、浮いてしまっている状態が続く場合は、亡くなっていると考えられます。爬虫類やカメは、呼吸の動きがなく、刺激にも反応しない状態が目安です。
判断に迷うときは、しばらく様子を見るか、かかりつけの獣医師に確認してもらうとよいでしょう。
亡くなった後の安置——犬猫との違い
魚・爬虫類・カメのご遺体は、犬猫と同じように保冷して安置します。ただし、爬虫類は死後2〜24時間ほどで死後硬直が始まるといわれており、腐敗のスピードが哺乳類より早い傾向があります。できるだけ早めに火葬や埋葬の手配を始めることが望ましいでしょう。
安置の基本は以下のとおりです。
- 魚:濡らしたタオルで包み、プラスチックの容器や棺に入れる
- 爬虫類・カメ:自然な体勢に整えてタオルで拭き、保冷剤で冷やす
- 直射日光・高温の場所は避けて、涼しい室内に置く
カメは甲羅に収まった状態、ヘビは渦巻きを描くような体勢が自然といわれています。
なお、当然ですが亡くなった魚を池や川に流すことはNG行為です。環境への影響や、場合によっては条例・法律に抵触する可能性があります。

火葬できる?遺骨は残る?
犬猫と同じように、魚・爬虫類・カメもペット火葬業者や自治体に依頼して火葬することができます。ただし、以下の点は犬猫と異なります。
遺骨が残るかどうかは体の大きさと業者の技術による
魚や小型の爬虫類は骨が非常に細く、一般的な火葬の温度・時間設定では骨が残らないこともあります。個別火葬に対応しており、小さな動物の扱いに慣れた業者を選ぶことで、きちんと遺骨を手元に残せる可能性が高まります。
爬虫類の爪やウロコはケラチン(タンパク質)でできているため、火葬すると灰になります。形見として残したい場合は、火葬前に取り分けておくとよいでしょう。
自治体への依頼は合同火葬が基本
自治体でも小動物の引き取りに対応している場合がありますが、多くは合同火葬となり、遺骨を個別に返してもらうことはできません。費用は無料〜数千円程度のことが多いようです。自治体によって受け入れのルールが異なります。依頼したい内容を事前に相談すると安心です。
ペット火葬業者の費用目安
個別火葬を依頼する場合、小動物・魚類の目安はおよそ5,000〜15,000円前後、爬虫類は体の大きさによって15,000〜30,000円前後になることが多いようです(業者・地域によって異なります)。
自宅の庭への埋葬という選択肢
自分の所有する土地(自宅の庭など)に埋めることは、日本では法律上禁止されていません。ただし、浅く埋めると野生動物に掘り返されることがあるため、深めに埋めること、また集合住宅や借地では原則として行えません。
土に還ることを望む場合の選択肢として、自然に近い形で見送る方法のひとつです。

業者を選ぶときのポイント
魚や爬虫類の火葬に慣れていない業者だと、骨が残らなかったり丁寧な対応を受けられないことがあります。問い合わせの際に以下を確認しておくと安心です。
- 魚・爬虫類の火葬実績があるか
- 個別火葬に対応しているか(遺骨を返してもらえるか)
- 小さな生き物に合わせた温度・時間管理ができるか
「犬猫以外は難しい」という業者もいますが、近年は小動物・爬虫類専門のプランを設けているところも増えています。電話やメールで事前に相談してみてください。
魚や爬虫類の見送りについては、情報が少なく困ることも多いと思います。火葬後の遺骨をどこに納めるか、手元供養にするかなども、次のステップとして考えてみてください。



