「のど仏(のどぼとけ)」とは、火葬のあとにお骨の中でひときわ大切にされる骨のことです。人の火葬では第二頸椎(くびの骨)がそう呼ばれます。ペット火葬でも「のど仏」という言葉が使われることがあり、火葬業者のスタッフが収骨(拾骨)の際に案内してくれる場合があります。
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なぜ「のど仏」と呼ばれるのか
人の場合、第二頸椎の形が「仏様が座禅を組んでいる姿」に似ていることから、「のど仏」または「喉仏(こうぼとけ)」と呼ばれてきました。仏教的には「この骨に故人の魂が宿る」という考え方があり、収骨の際に最後に骨壷へ納めるのが慣例になっていることが多いのも、この考え方に由来しています。
ペット火葬での扱い
ペットは人と骨格が異なるため、まったく同じ形の骨が残るわけではありません。ただし、ペット火葬の現場でも首周りの骨や形のきれいな部分を「のど仏」として大切に扱ってくれる業者は多くいます。
火葬後の収骨の際、「これがのど仏です」と丁寧に説明しながら案内してくれるスタッフもいます。形や大きさは動物の種類・体格によって異なりますが、どの子のお骨も等しく大切に扱われます。
お骨と向き合うということ
のど仏をはじめ、お骨全体をどう納めるか・どのくらい手元に残すかは、その後の供養の形に関わります。全骨を骨壷に収める方もいれば、一部だけを手元に残して残りを霊園に納骨する方もいます。
「こんなに小さな骨になってしまった」と感じて涙が出ることもあります。それはその子との時間が確かにあった証です。収骨後の流れが気になってきたら、骨壷の選び方や納骨の考え方と合わせて確認しておくと整理しやすくなります。


