犬の骨壷は何寸がいいのか。お見送りの前に用意しておきたいときは、体重で目安がつけられます。ただ、ダックスやパグのように、頭の形で寸が変わる犬種もあります。
火葬のときの骨壷から移し替えたいときは、いまの骨壷と同じ寸を選ぶのが目安です。何寸か分からなければ、直径を測ると見当がつきます(直径はおよそ寸×3cm)。
小型犬なら3〜4寸、中型犬なら5〜6寸、大型犬なら6〜7寸が目安です。
体重別の骨壷サイズ目安
まず、その子の体重に近い行をご覧ください。
| 体重の目安 | 分類の目安 | 寸の目安 | 容量の目安 |
|---|---|---|---|
| 〜5kg | 小型犬(チワワ・トイ・プードル・ポメラニアンなど) | 3〜4寸 | 約500〜1,000cc |
| 5〜10kg | 小型〜中型犬(シーズー・パグ・ミニチュア・シュナウザーなど) | 4〜5寸 | 約1,000〜2,100cc |
| 10〜20kg | 中型犬(柴犬・コーギー・ボーダー・コリーなど) | 5〜6寸 | 約2,100〜3,500cc |
| 20〜35kg | 大型犬(ゴールデン・レトリバー、ラブラドールなど) | 6〜7寸 | 約3,000〜5,500cc |
| 35kg〜 | 超大型犬(バーニーズ・グレート・ピレニーズなど) | 7寸〜 | 約4,500cc〜 |

犬種別の早見表|23犬種の体重と寸の目安
小型犬から中型犬まで、23犬種を体重の軽い順に並べました。寸は、2寸〜5寸のしっぽの骨壷(毛色を選べるペット用のお骨壷)で、粉骨せずにすべてのお骨を納めるときの目安です。
| 犬種 | 体重の目安 | 寸 |
|---|---|---|
| チワワ | 2〜3kg | 3寸 |
| ヨークシャー・テリア | 2〜4kg | 3・4寸 |
| ポメラニアン | 2〜4kg | 3・4寸 |
| マルチーズ | 3〜4kg | 3・4寸 |
| パピヨン | 3〜5kg | 3・4寸 |
| トイ・プードル | 3〜5kg | 3・4寸 |
| ミニチュア・ピンシャー | 3〜5kg | 3・4寸 |
| ミニチュア・ダックスフンド | 4〜6kg | 4・5寸 |
| ペキニーズ | 4〜6kg | 4寸 |
| シーズー | 4〜7kg | 4・5寸 |
| ビション・フリーゼ | 5〜7kg | 4・5寸 |
| ジャック・ラッセル・テリア | 5〜8kg | 4・5寸 |
| キャバリア | 5〜8kg | 4・5寸 |
| パグ | 6〜8kg | 4・5寸 |
| ミニチュア・シュナウザー | 6〜8kg | 4・5寸 |
| ボストン・テリア | 6〜9kg | 4・5寸 |
| フレンチ・ブルドッグ | 8〜10kg(小柄な子) | 4・5寸 |
| スコティッシュ・テリア | 8〜10kg | 5寸 |
| 柴犬 | 8〜12kg | 5寸 |
| シェットランド・シープドッグ | 8〜12kg | 5寸 |
| ビーグル | 9〜12kg | 5寸 |
| コーギー | 9〜14kg | 5寸 |
| アメリカン・コッカー・スパニエル | 10〜13kg | 5寸 |
ボーダー・コリーのように15kgを超える子は、5寸〜6寸が目安です。ただ、しっぽの骨壷は最大5寸で、すべてのお骨が入りきらないことがあります。全部を納めるなら6寸前後から、そばに置きたい分だけを分けるなら2寸・3寸も選択肢です。犬の2寸は、こうした分骨用の大きさです。
同じ体重でも寸が変わる犬種
お骨壷の大きさを考えるときは、頭のお骨が入るかが大切です。体重の表で見当をつけたら、次の犬種だけは頭の形も思い浮かべてみてください。同じ体重でも、寸が変わることがあります。
ミニチュア・ダックスフンドは5寸になることも
小型犬でも顔が長く、頭のお骨が4寸に入らず、5寸になることがよくあります。小柄な子なら4寸が目安。迷ったら、ゆとりのある5寸を。
パグ・ペキニーズ・フレンチ・ブルドッグは、10kg未満なら4寸に納まることも
鼻の短い犬種は、10kg未満なら4寸に納まることがあります。ダックスと同じくらいの体重でも、ペキニーズは4寸が目安。パグやフレンチ・ブルドッグは体格にも幅があるため、早見表では4寸・5寸としています。10kgを超える子は、5寸も見ておきたいところです。
小型犬の骨壷サイズ(3〜4寸)
体重5kgくらいまでの子は、3寸か4寸が目安です。チワワ・トイ・プードル・ポメラニアン・マルチーズ・ヨークシャー・テリアなどがこの体重帯。迷ったら4寸も見てみてください。
中型犬の骨壷サイズ(5〜6寸)
柴犬やコーギーなど体重10kg前後の子は、5寸が目安です。体格がしっかりした子なら、6寸も候補に入ります。
早見表にない犬種でも、体重が10〜15kgくらいなら5寸が目安です。ただ、15kg以下でも5寸に必ず入るとは限らないので、骨格のしっかりした子は6寸も見てみてください。
大型犬の骨壷サイズ(6〜7寸)
大型犬は6寸・7寸が目安です。20kg前後の子なら、6寸がひとつの手がかりです。すでに火葬後の骨壷が手元にあるなら、その寸法も参考になります。犬種ごとの目安は次のとおりです。
| 犬種 | 標準体重の目安 | 寸の目安 |
|---|---|---|
| シベリアン・ハスキー | 16〜27kg | 6寸 |
| スタンダード・プードル | 20〜30kg | 6〜7寸 |
| ボクサー | 25〜32kg | 6〜7寸 |
| ゴールデン・レトリバー | 25〜35kg | 6〜7寸 |
| ラブラドール・レトリバー | 25〜36kg | 6〜7寸 |
| ジャーマン・シェパード | 22〜40kg | 6〜7寸 |
| 秋田犬 | 30〜50kg | 7寸〜 |
| バーニーズ・マウンテン・ドッグ | 35〜55kg | 7寸〜 |
| グレート・ピレニーズ | 40〜55kg | 7寸〜 |
※同じ犬種でも体格は違います。表の体重より、その子の実際の体重で見てあげてください。
火葬後の骨壷のまま、その子の居場所をつくるのも、もちろんいい。ただ、いつもの部屋でも近くにいてほしい、と感じることもあります。
「少しでもいいから、身近に一緒にいたい」
「リビングに、あの子の居場所を作ってあげたい」
大きな骨壷は、置ける場所が限られることもあります。粉骨(パウダー化)で体積が小さくなると、お骨の量によっては4寸・5寸も選択肢に入ります。一部を分けて、2寸・3寸の小さな骨壷に納める方法もあります。どちらも、入る大きさを確かめてから選ぶと安心です。
その子の居場所をいつもの部屋につくることも、大切にしたいと思っています。

毛色に合わせて選ぶ、骨壷のしっぽの色

サイズが決まったら、次は見た目。いつも見ていた背中やしっぽの色、その子を思い浮かべる色から選ぶこともできます。しっぽの骨壷は、しっぽの部分の色を、毛色に合わせて選べます。
しっぽは2種類あります。毛色や模様に近い色を33色から選べる「うちの子カラー」と、まあるいもこもこのしっぽを9色から選べる「もこもこしっぽ」。柴犬のように2色の子でも、いちばん印象に残っている毛色でもこもこしっぽを選ぶ方もいます。
| 毛色 | 多い犬種の例 | しっぽの色の例 |
|---|---|---|
| ホワイト | マルチーズ、ビション・フリーゼ | ホワイト、ホワイト&クリーム |
| クリーム・アプリコット・レッド | トイ・プードル、ポメラニアン、柴犬 | アプリコット、レッド、クリーム |
| フォーン(淡い茶) | チワワ、パグ、フレンチ・ブルドッグ | フォーンベージュ |
| 黒に茶(ブラック&タン) | ミニチュア・ダックスフンド、ミニチュア・ピンシャー、ヨークシャー・テリア、黒柴 | ブラック&ブラウン、ブラック&レッド |
| グレー・シルバー | ミニチュア・シュナウザー | グレー、シルバー、ブラック&シルバー、ホワイト&グレー |
| 白に茶 | キャバリア、ジャック・ラッセル・テリア、パピヨン、シーズー | ホワイト&ブラウン、ホワイト&レッド |
| 白に黒 | ボストン・テリア、フレンチ・ブルドッグ | ホワイト&ブラック、ブラック&ホワイト |
| 3色(トライカラー) | ビーグル、キャバリア | レッド&ホワイト&ブラック |
| ブリンドル(縞) | フレンチ・ブルドッグ、ボストン・テリア | 縞:ブラウン&ブラック |
| ブラック | 黒いトイ・プードル、黒いミニチュア・シュナウザー | ブラック |
毛色の呼び方は犬種によって違うので、表は近い色の目安です。2色の組み合わせや縞は、うちの子カラーの色です。
よくある質問
まとめ
小型犬は3〜4寸、中型犬は5〜6寸、大型犬は6〜7寸が目安です。まず体重で見当をつけ、ダックスやパグのように頭の形が違う子は、大きいほうの寸も候補に入れてみてください。火葬後の骨壷が手元にあれば、その寸法も手がかりになります。
サイズと色が決まったら、素材や置き場所の考え方もまとめています。




