ペットと暮らしていると、チャイムが鳴るたびに吠えてしまう、来客の気配でそわそわする、猫が物陰に隠れてしばらく出てこないなど、玄関まわりで気になる場面があります。ひとつひとつは小さなことでも、宅配便や来客のたびに続くと、飼い主さんにとっては意外と負担になりやすいものです。
doccoでは、こうした玄関まわりの悩みがどれくらい広く感じられているのか、また、どのような配慮が求められているのかを知るために、犬や猫と暮らす方を対象にアンケート調査を行いました。今回の調査からは、チャイム音や来客音への反応は一部のご家庭だけの悩みではなく、多くの方に共通する身近なテーマであること、そして玄関先でやさしく伝えられる方法へのニーズが想像以上に大きいことが見えてきました。

まず見えてきたのは、チャイム音や来客音に反応する子が多いということ
調査では、犬や猫と暮らす方の多くが、チャイム音や来客音に対してペットが日常的に反応していると答えました。毎回大きく吠えるようなケースだけでなく、「ときどきそわそわする」「玄関の気配にすぐ反応する」といった軽めの反応まで含めると、かなり多くのご家庭で似たようなことが起きているようです。「うちだけかな」と思いやすい悩みですが、実際には多くの飼い主さんが感じている身近なテーマだといえそうです。

チャイム音や来客音への反応は、特別な悩みではなく、多くのご家庭で見られる日常の出来事のようです。
反応は「吠える」だけではありません
チャイムへの反応というと、まず「吠える・鳴く」を思い浮かべる方が多いかもしれません。ですが今回の調査では、それだけではないことも見えてきました。興奮して落ち着かなくなる、玄関や音のする方へ向かう、こわがる、緊張した表情になる、家の奥へ逃げるなど、反応の出方はかなりさまざまです。声を出さない子でも、毎回そわそわしたり身を隠したりするなら、その子なりに負担を感じているのかもしれません。

チャイムへの反応は「吠える」だけではなく、興奮や緊張、逃げる行動など、いろいろな形で表れています。
実際には、こんなシーンで困りごとが起きやすいようです
玄関まわりの悩みは、「チャイムで吠える」というひと言では収まりません。犬や猫と暮らしている方なら、「あるある」と感じる場面は意外とたくさんあります。実際には、こんなシーンで困りごとが起きやすいようです
宅配便やインターホンで犬が吠える、落ち着かなくなる
たとえば、宅配便が来るたびにインターホンの音で犬が吠えて、荷物を受け取るあいだずっと落ち着かない。配達員さんに対応しようとすると玄関まで一緒に出たがり、飛び出さないように先に抱っこしたり、リードをつけたり、別の部屋へ移したりしないといけない。置き配が増えたとはいえ、呼び鈴や気配だけで反応してしまう子もいます。

来客や工事の人に犬や猫が強く反応してしまう
来客のときも同じです。家族や親しい友人ならまだしも、工事の人、集荷、点検、営業、親戚の訪問など、いつもと違う人が来ると一気に緊張感が高まることがあります。犬が興奮して走り回る、玄関前で吠え続ける、逆に猫が驚いてベッドの下や家具のすき間に隠れてしまい、そのあともしばらく出てこないということもあります。
在宅ワーク中や子育て中は、玄関対応の負担が大きくなりやすい
多頭飼いのご家庭では、1匹が反応するともう1匹もつられて騒がしくなることがありますし、小さなお子さんがいるご家庭や在宅ワーク中の方にとっては、来客のたびに場が一気に慌ただしくなることもあります。赤ちゃんが寝たばかりのタイミングでチャイムが鳴いて犬が反応する、オンライン会議の最中にインターホンで猫が驚いて物を倒す、せっかく落ち着いていた空気が一瞬で変わる。そんな細かなストレスも、積み重なると無視しづらくなります。
「吠えないけれど怖がる」ペットの反応も見逃せません
また、「吠えるから困る」だけではなく、「こわがるから気になる」という悩みもあります。見た目には静かでも、耳を伏せる、しっぽが下がる、目が泳ぐ、物陰に行く、しばらくごはんを食べなくなるなど、音や気配に敏感な子なりの反応があります。犬でも猫でも、性格的に怖がりな子、人見知りな子、音に敏感な子は少なくありません。
つまり玄関まわりの困りごとは、単なるマナーの話でも、しつけの話だけでもなく、ペットの性格や住まい方、来客頻度、暮らし方と深く結びついています。だからこそ「ちょっと気になる」で終わらず、玄関先を少し整えたいと感じる方が増えているのかもしれません。

だからこそ、玄関先でやさしく伝えられる方法が求められています
今回の調査で印象的だったのは、困りごとがある方ほど、「玄関先でひとこと伝えられる方法があると助かる」と感じていることでした。チャイムで吠える子がいる、来客対応がしづらい、玄関へ向かってしまう、興奮してしまう、こわがってしまう。そうした具体的な悩みがある方ほど、配達や来客の場面で何かしらの配慮を伝えたいと考えている傾向が見えてきました。

このグラフを見ると、「やっぱりそう思う人は多いんだ」と感じる方も多いのではないでしょうか。
実際、悩みが具体的な人ほど、かなり高い割合で「玄関先で伝えられる方法があると良い」と答えています。ほえる・鳴く子がいるご家庭、来客や配達の対応がしづらいご家庭、玄関へ行ってしまう子がいるご家庭では、かなり多くの方が必要性を感じています。
言い換えると、玄関サインのような配慮表示は、ごく一部の人のための特殊なものではなく、すでに多くの飼い主さんが「本当はあったほうが助かる」と思っている身近なニーズだといえます。
しかも大事なのは、「強く注意したい」のではなく、「やさしく伝えたい」という気持ちです。貼り紙のようにきつい言い方はしたくない。でも何も伝えないと、毎回こちらが慌てる。だから、見る人にひと目で伝わって、なおかつ家の雰囲気も壊さない方法が求められています。調査結果は、まさにその感覚を裏付けているように見えます。
ペットの玄関サインは、その悩みをやわらかく伝えるための方法です
玄関先での配慮を、貼り紙ではなく自然に伝えられます
こうした悩みに対して、ペットの玄関サインは「玄関先での配慮を、暮らしになじむ形で伝える」ための方法です。ここで大切なのは、ただ注意書きを増やすことではなく、必要なことをシンプルに、見やすく、印象よく伝えることです。犬や猫のシルエットを取り入れながら、文字や情報をすっきり整理し、玄関ドアに自然になじむデザインを目指しています。
いかにも警告の貼り紙という見え方ではなく、サインとしてきちんと機能しながら、住まいの雰囲気や外まわりの印象にも配慮したい。そんな考え方で設計されています。
北欧や欧州のサイン文化をヒントに、暮らしに調和する形へ
この感覚は、北欧や欧州のサイン文化、エクステリアの見せ方からヒントを得ている部分もあります。海外では、表示物をただの注意喚起としてではなく、住まいの一部として整える発想が根づいている例もあります。玄関まわりをインテリアやファッションと同じように、自分たちらしいスタイルで整えたい。表札やポスト、照明、ドアの色にこだわるように、サインも「これなら置きたい」と思えるものであってほしい。そうした感覚に応えるため、シンプルでわかりやすく、暮らしに調和することを大切にしています。
マグネットタイプだから、位置を調整しながら使いやすいのも特長です
また、マグネットタイプであることにも意味があります。玄関ドアに貼るだけで使いやすく、位置を少し上げたい、インターホンの近くに寄せたい、見えやすい高さに調整したい、といった使い方がしやすいからです。固定のプレートよりも気軽に位置を見直しやすく、必要に応じて動かせるのは、日々の暮らしに取り入れるうえで意外と大きな利点です。
つまりペットの玄関サインは、単なる便利グッズではなく、「ペットへの配慮」「来客への伝わりやすさ」「住まいになじむデザイン」をまとめて考えた、玄関まわりのための道具だといえます。困りごとをゼロにする魔法ではありませんが、毎回のチャイムや来客時の空気を少しやわらげるきっかけにはなってくれるはずです。



