複数のペットを飼っている家庭で一匹が亡くなったとき、残されたペットさんの様子が変わることがあります。「元気がなくなった」「ご飯を食べなくなった」——そういった変化に戸惑う飼い主さんも少なくありません。動物の世界にも「喪失感」があることがわかってきています。この記事では、残されたペットへのケアについてまとめました。
残されたペットが見せる変化のサイン
同居していたペットが亡くなったあと、残された動物が示す変化には次のようなものがあります。
- 食欲が落ちる、またはまったく食べなくなる
- 元気がなくなり、動かなくなる
- 亡くなったペットの寝場所や物のにおいをかぐ行動が増える
- 鳴き続ける、または逆に静かになる
- 飼い主に普段より強くくっついてくる
これらの変化は、動物なりの「悲しみ」の表れである可能性があります。「気のせいかな」と思わず、しっかりと向き合ってあげることが大切です。
残されたペットへのケア
特別な治療が必要なケースは多くありませんが、次のようなことが助けになることがあります。
- 日常のリズムを崩さない:ごはん・散歩・遊びの時間などは、できるだけ普段通りに維持することが安心感につながります。
- たくさん話しかける・そばにいる:飼い主の存在が安心感を生みます。抱っこやなでるなど、スキンシップも大切です。
- 亡くなったペットのにおいの物を急に片付けない:においを感じながら少しずつ慣れていく時間を取ってあげましょう。
- 食事の工夫:食欲が落ちている場合は、好きなトッピングをしてみるなどの工夫が助けになることがあります。
どのくらいで元気を取り戻す?
回復のペースは個体によって大きく異なります。数日で戻る場合もあれば、数週間かかることもあります。長期間まったく食べなかったり、明らかに体調が悪そうな様子が続く場合は、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。
残されたペットの寂しさを和らげるために、新しい子を迎えることを考え始める方もいます。タイミングや気持ちの向き合い方については、新しいペットを迎える時期についての記事も参考になります。

飼い主自身も無理しなくていい
残されたペットのケアを頑張ろうとするあまり、自分の悲しみを後回しにしてしまう方もいます。でも、飼い主さん自身の悲しみも大切にしていいのです。残されたペットのためにも、飼い主が落ち着いた気持ちでそばにいることが一番のケアになります。「飼い主さん・家族と一緒にいるのが一番の幸せ」その言葉を思い出して、無理せずに寄り添ってあげてみてください。
同じように、飼い主さんの心のダメージも計り知れないものがあります。眠れない・食欲がないなどペットロスの症状が出てきたときは、ペットロスで辛いときの向き合い方の記事もあわせて参考にしてみてください。



