ペットの骨壷を、おしゃれなものや、その子らしいかわいいものに替えてあげたい。そう思って探しはじめると、陶器、木、ガラスと種類が多くて、どこから決めればいいのか迷うことがあります。
大きさを先に決めておけば、あとは好きな見た目で選べます。大きさは、今の骨壷と同じ寸がひとつの目安です。この記事では、決める順番から、犬・猫らしいかわいい選び方まで見ていきます。
火葬場でもらった白い骨壷のままにするか決めかねているなら、違いを並べた記事もあります。

ペットの骨壷を選ぶ順番
見た目から探しはじめると、候補はいくらでも増えていきます。次の順で決めていくと、ひとつ決めるたびに選ぶ幅が狭まります。
- 入る大きさ:今の骨壷と同じ寸を目安に。ここだけは見た目より先に決めます
- 置く場所:棚やリビングなど、置く場所を思い浮かべて、似合う色と大きさを考えます
- 素材とふた:陶器・木・ガラス・金属の見た目と扱い、ふたの作りを見ます
- その子らしさ:毛色など、その子を思い出せる色や形
大きさを最初にするのは、どんなに気に入った骨壷でも、お骨が入らなければ移せないから。置く場所を2番目にするのは、置く棚が決まると、似合う色や大きさの見当がつくからです。
大きさは、今の骨壷と同じ寸を目安に
骨壷の大きさは「寸(すん)」で表します。1寸はおよそ3cmで、だいたいの直径の目安です。
火葬のときに受け取った骨壷は、業者さんがその子の体格に合わせて用意したもの。だから選び直すときは、今の骨壷と同じ寸がひとつの目安になります。今の骨壷が何寸かは、こんな方法で分かります。
- 箱や骨壷の底、火葬のときの明細に書いてあることも
- 定規で直径を測って3で割る(おおよその寸)
- 火葬業者さんに聞く
ただ、寸の表し方に決まった規格はなく、同じ寸でも内側の大きさや容量は骨壷ごとに少しずつ違います。商品ページで内側の直径や容量も見ておくと確か。3.5寸のように同じ寸が見つからないときは、ひとつ大きいほうに。
これから初めて選ぶなら、目安は体重から引けます。ただ、骨壷の大きさは、大きなお骨になりやすい頭のお骨が入るかどうかで決まるので、同じ体重でも寸が変わることがあります。
犬なら犬の骨壷サイズの目安に、犬種・猫・小動物ごとの目安は早見表に。

中型犬や大型犬さんで、お墓や大きな骨壷とは別に、お骨の一部をそばに置いてあげたいときは、2寸〜3寸ほどの小さな骨壷(ミニ骨壷)に分ける方法もあります。
小鳥やハムスターのように小さな子なら、ミニ骨壷にお骨を全部納められることもあります。小さな骨壷の選び方は別の記事に。

おしゃれに見える骨壷は、置く場所になじむ色と質感
おしゃれな骨壷と聞いて思い浮かべるものは、人によって違います。部屋に合うものを選ぶには、いくつか見ておきたいところがあります。置く場所を思い浮かべながら、色・質感・形の順に見ていきます。

色は「部屋の色」に寄せるか、「その子の色」を入れるか
白・グレー・ベージュのように、壁や家具に近い色の骨壷は、部屋の中で目立ちすぎず、インテリアの一部としてとけこみます。そこにその子の毛色を少しだけ入れると、ふと目が向いたときに、その子を思い出せる色になります。
全体をその子の色にする選び方もあります。部屋になじませるか、その子の色を主役にするか。どちらに寄せるかで、選ぶ色は変わってきます。
質感は、まわりの家具に合わせる
つやのある骨壷は光を受けてきれいに見え、つやを抑えたマットな骨壷は落ち着いて見えます。木の家具や布ものが多い部屋か、ガラスや金属の家具が多い部屋か。まわりの質感とそろえると、骨壷だけが浮いて見えにくくなります。
和室なら落ち着いた色の陶器や木、北欧風の部屋なら丸みのある白やグレー。部屋の雰囲気から考えるのもひとつの方法です。
形と大きさは、置く棚に合わせて見ておく
丸みのある形は、角ばった形よりもやわらかく見えます。寸が同じでも、高さや幅は骨壷ごとに違うので、置く予定の棚の高さと奥行きを測っておくと、届いてから「入らない」とあわてずにすみます。
置いてよい場所や方角が気になる方は、ペットの骨壷はどこに置く?の記事にまとめています。
素材ごとの見た目と扱い(陶器・木製・ガラス・金属)

ペットの骨壷は、陶器のほかに、木・ガラス・金属のものもあります。どれが上ということはなく、部屋の雰囲気とその子のイメージに合うかで選んでかまいません。見た目と、置いてから気をつけたいことを並べると、次のようになります。
| 素材 | 見た目 | 扱いで気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 陶器 | 色やつや、マットな仕上げなど表情の幅が広い | 重みがあり、置くと落ち着く。落とすと割れることがある |
| 木製 | 木目のぬくもり。木の家具となじみやすい | 木の家具と同じく、水気や強い日差しは避けたい |
| ガラス | 光を通す透明感や、色の美しさ | 割れ物なので、倒れにくい場所に。中が見えるつくりかは商品ページで |
| 金属(真鍮・ステンレスなど) | つややかで、すっきりした印象 | 落としても割れにくい。重さや仕上げは商品ごとに違う |
火葬場で受け取る骨壷にも使われている陶器は、いちばん見慣れた素材かもしれません。木やガラスは、骨壷らしく見えないものを探している方に。木の骨壷は、木の種類や仕上げで色味や木目が変わるので、置く棚や家具の木の色に近いと、なじみやすいかもしれません。
湿気が入りにくいかどうかは、素材よりも、次に見るふたの作りで分かります。
ふたの作りも見ておく(かぶせ式・パッキン付き)
見た目とあわせて、ふたの作りも確かめておきます。
火葬場で受け取る白い骨壷には、上からふたをかぶせる作りのものがあります。お骨を納めて守る役目は果たしてくれますが、密閉するつくりではありません。ふたにパッキン(すき間をふさぐゴムなどの部品)が付いた骨壷なら、湿気が入りにくくなります。
選ぶときは、商品ページに「パッキン付き」と書いてあるかを見ておきます。ふたの作りは、置いてからは変えられません。だから、ここは買う前に。
今の白い骨壷を使い続ける場合も、湿気への気配りはできます。置き場所を選ぶ、乾燥剤を入れる、お骨の上にそっと置く動物のカタチの調湿オブジェを使う、といった方法です。
素材やふたの作りで、値段も変わってきます。どこで差が出るのかは、値段の記事にまとめています。

今の骨壷のまま、手作りのカバーで好みの見た目に
骨壷そのものは替えずに、手作りのカバーをかぶせて、その子らしい見た目にする方法もあります。好きな色や布を選べて、手編みや羊毛フェルトで作る方もいます。
作る前に、かぶせる状態の骨壷で、高さと、いちばん幅のある部分を測っておきます。蓋が少し張り出していることもあるので、底の直径だけで決めると、できあがってから入らないことがあります。
測り方と作り方は、ペットの骨壷カバーを手作りする方法にまとめています。
犬・猫らしく、かわいく選ぶ——毛色から
ここからが、いちばん時間をかけていいところ。かわいい器で、これからもかわいがってあげたい。そう思うなら、その子のイメージカラーや、いつもなでていた背中の色から選ぶと、目に入るたびに、その子のことが浮かびます。
犬なら、いつも見ていた毛色から
白・黒・茶・クリームのように1色の子なら、その色で。柴犬のように2色の子でも、メインの毛色で選ぶ方もいれば、好きな色で選ぶ方もいます。
猫なら、三毛・キジトラ・黒・白…毛色の幅を楽しんで
三毛やキジトラ、サバトラ、黒、白。猫さんは毛色の幅が広いぶん、選ぶ楽しさもあります。毛色ごとの選び方は、猫の骨壷サイズと毛色の選び方の記事で詳しく見られます。
犬の子にも猫の子にも、毛色に合わせて、しっぽの色を選べる骨壷もあります。
よくある質問
まとめ:大きさを決めたら、あとはその子らしさで
大きさは今の骨壷と同じ寸を目安に、内側の大きさも見て。ふたの作りを確かめたら、あとは部屋に合う色や質感と、その子の毛色で選んでいい。
毛色を思い浮かべながら候補を見比べる時間も、その子のことを考える時間のひとつではないでしょうか。気に入るものが見つかるまで、見比べてもらえたらと思います。




